新聞や雑誌を見ていると、
「子どもの詩」とか「こどものことば」というコラムを
目にすることがあります。
確かに、おさなごが
自分の感性で語る言葉に
ハッとさせられること、少なくないですよね。
言い換えれば、経験や知識が乏しいために
ブレのない比喩や表現をしているということでも
ありますが。
それだけに、スキルを積めば積むほど
ストレートな受け止め方ができなくなっていくのかなあ、
とも思います。
で。
今日 電車の中で耳にした、面識のないオヤコの会話。
お子さんは、2~3歳の男の子です。
子ども (シートにこしかけて)「うわッ」
パパ・ママ 「どうしたの?」
子ども 「今、
ハリみたいだったよ!」
パパ・ママ 「あ、
静電気…」
なんでもない会話なんですけど、
この子のこれまでの体験が滲み出ているというか。
実感がこもってますよね。
ウチの子どもたちにも、こういう言葉があったなあ。
彼らがおさなごだった頃には、発語した子どもを限定せず
心に残った言葉を
ノートに書きとめていました。
いつのまにか、そのノートを開くこともなくなってしまいましたが。
今日のパパ・ママさんは、今後
この素敵な会話を思い出すことがあるかしら。
是非、思い出してほしい。
私も、忘れたくないので
久しぶりに あのノートに書き込みました。
ついでに、過去の言葉を読み返してみたりも。
言葉には、その時点での
人格そのものも
反映されているように思えます。
素材提供 : ぱたぱたアニメ館